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あたらしい いのち

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5月3日の朝、長男が誕生しました。
そして気がつけば、初節句。
実家の母が買ってくれた小さな鯉のぼりでお祝い。

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5月2日の昼ごろに破水、入院したものの、なかなか出産の体勢がととのわず。
妻は一晩中痛みの波状攻撃に耐え、
私はひたすら妻の腰やお尻をぐいぐい押し続け。
朝になって、このままでは帝王切開の可能性もあるとのことで、さまざまな書類にサインをしたり。
ところが突然、妻の様子をみた助産師さんから分娩室に行きましょうと言われ。
それからは、あっという間。
数回いきんだところで、無事に出産しました。
分娩室に入って20分弱。
産科の先生も間に合わないくらいの高速分娩でした。

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助産師さんは、当分は産まれないだろうけど余裕をもって分娩室に入っておいてもらおう
くらいのペースだったようです。
産まれるのは午後になってからだろうと思っていたのに、とても上手なお産でしたよ
と言ってくださいました。

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今回、ぜひ出産に立ち会いたいと思っていました。
妊娠の期間も含め、妻だけに苦しい思いをさせたくない、少しでも手助けをしたい、そう思ったからです。
そして、産まれてくるいのちと、きちんと向き合いたいとも思ったからです。
実際には、今年に入ってから猛烈に忙しくて、
とくに4月は連日残業、さらには休日出勤のオンパレード。
予定日の前日から徹夜で仕事を続け、帰ったのが夜というありさま。
妻にも赤ちゃんにも申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
毎日、お腹の赤ちゃんに
ごめんね~、もうちょっと待っててね~
と声をかけて出勤していました。
そして5月。GWの後半、ようやく仕事が一段落したので、
もう大丈夫だよ、いつでも出ておいで
と声をかけた途端、出産へのカウントダウンが始まったのです。
うんうん、仕事が落ち着くまで待っていてくれたんだね。
なんて、親孝行なんだ。
なんて、親ばかなんだ。

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赤ちゃんの元気な産声を聞いた時、妻は大粒の涙を流していました。
とても嬉しそうに。
でもね、分娩室に入ると言われた瞬間、あやうくパパは泣きそうになったことはナイショ。
お義母さんから、しっかり力むように伝えてくださいとメールをもらったけど、
声を出したら涙が出ちゃうから、大きな声で言ってあげられなかったこともヒミツ。
妻の大粒の涙をティッシュで何度も拭いてあげたけど、こっそり自分の涙もふいてたなんて言えません。
てか、こうして書いている今も、いや、何を書こうか考えている最中から
じつは涙目になっていたなんてことは、ぜんぜんないもんね。

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産まれてきてくれてありがとう。
産んでくれてありがとう。

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産まれた瞬間の写真を撮っておくようにと妻から言われていたので
号泣しないように必死で頑張ったけど、
どのカメラを使うのが最適か何度も思案したけど、
決定的瞬間は、案の定ピンボケでした。
ごめん。

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PHOTOHITO

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OLYMPUS E-PM1
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm/1:34-5.6

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平成26年5月5日 初節句

by no_identity | 2014-05-07 01:03 | その他
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