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眺めれば己を見すかす窓の外。 - 源光庵 -

眺めれば己を見すかす窓の外。 - 源光庵 -_b0112584_211572.jpg
源光庵。
1346年、大徳寺徹翁国師の隠居所として創建。

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京都 源光庵




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眺めれば己を見すかす窓の外。 - 源光庵 -_b0112584_2114576.jpg山門。
丸窓が、なんだかカワイイ。
ちょっと、ケ○ロ軍曹が頭をよぎりました。

このお寺さんこそが、京都に行きたいと思うきっかけとなったお寺さん。
と言っても過言ではないくらい。
いや、ちょっと言いすぎ。












眺めれば己を見すかす窓の外。 - 源光庵 -_b0112584_212425.jpg
「悟りの窓」。
竹輪の穴とかトイレットペーパーの芯とか、丸いものを覗きたくなるのは人間の心理か。
じっと見つめていると、中心の風景にすいこまれるような錯覚。
おぉ、LOMOのトンネル効果は悟りの境地に通じるのか。
などと思ったり、思わなかったり(いや、たしかに思わなかった)。

眺めれば己を見すかす窓の外。 - 源光庵 -_b0112584_2122314.jpg
「迷いの窓」。
ましかくな景色を眺めていたら、ハッセルを買おうかどうしようかと
迷っている自分がいたり、いなかったり(いや。まあ、いなかったけど)。

不思議なもので、窓に向かうと背筋がしゃんとしました。
思わず正座。

おもいきり斜めに撮れているのは、
すなわち己の心の乱れか、はたまた単なる背骨の歪みか。
むしろ、物事を斜めに見てしまう性格の問題だったりして。
見苦しいのを承知で、あえて修正せず。

眺めれば己を見すかす窓の外。 - 源光庵 -_b0112584_2162174.jpg
魚板。
えへ。見ぃ~つけた。
なるほど~。この形が、木魚の原型なのかぁ。
アングルが悪いのは、私の身長のせいです。
萬福寺のも、ちゃんと見に行きますよ~。


眺めれば己を見すかす窓の外。 - 源光庵 -_b0112584_2181459.jpg左手に見えるのが血天井。
伏見桃山城の遺構。
1600年、石田三成との戦いで討たれ、
あるいは自刃した徳川家康の家臣一同の血が
しみこんでいるのでした。








庭園も美しく、紅葉の季節にはひときわかと。

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Yashica 35ME, DNP CENTURIA200

by no_identity | 2007-08-23 21:38 |
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